column

~2022年秋の講演会にて~

今日ここに皆様にお会いできて、お話しできることをありがたく思っています。 コロナの中、約2年半で世の中が大きく変化しました。音楽界もほとんど活動できず、音楽の大切さがよく理解 ...

その6. 工房における楽器製作

300年前のストラドでも分業して作っていた。(木材の切り出し、製材やニスの多くの仕事、等々)弟子が多くを手伝っていたことであろう。個人で全てを作ることはなかった。 当然今日も ...

その5. オークションと鑑定

なぜオークションで安くてすごく良い楽器が得られるか? カタログにて、ある楽器を本物と断定することはオークション責任者にとって大きなリスクになる。また各オークションには楽器の判 ...

その4. リベート

私がこの仕事を始めて1年程過ぎた頃、バイオリンの先生を通じて売った場合、1割程のリベートを先生にお礼として支払うのがこの業界のしきたりであると知って、驚いた。 教師は生徒もし ...

その3. オールド 楽器・弓の価値

骨董・美術的価値と、道具としての使用を目的とする価値に大きく分けられる 例えば、同じ製作者の1700年代クレモナのバイオリンでも、製作当時の良い状態で、オリジナルのラベル、有 ...

その2. 始まり

45年前、28歳の時、あるきっかけから弦楽器のオークションに参加するため、ロンドンに渡った。 ホテルからオークションのオフィスに電話して、参加資格方法など問い合わせ、オークシ ...

その1. 続き

今回特に言いたい事は、リベートの悪習慣についてです。 弦楽器店は、音楽家、芸術家である演奏者、教育者にリベート(お金)を出して、彼らの心を汚してはいけないと強く言いたい。 リ ...

ヴァイオリンギャラリー窪田の創設者 窪田博和氏の残した言葉を少しずつ紹介していきたいと思います。

その1. アフターコロナ 新型コロナウイルスによって、約1年半、世の中の活動は大きく変化しています。音楽界においても、コンサートやオーケストラの練習、レッスン等々、著しく活動 ...